やさぐれた私と、その仲間たち その二。。。
「やっぱりフグ刺し見えないわ!」
「見えないなり、女の勘を使うのよ」
「あぁ、このフグが全部、メンズなら、勘が働くのに……」
「働かなかったから、こうなってるんでしょうに?」
「……皿ごと拐っていいよ、もう!」
「なんかさぁ、今思ったんだけどね」
「何? フグ刺しやめて、湯引きにしてったら!」
「学校の時さ、転校生がいてさ」
「うん、あ、何も無いとこ、あんた箸でさらってるっ!」
「後、一週間で転校しますって突然言われてさ、最初はショックだし思い出語るし
優しくしたり宝物あげたり、住所書いたメモ渡したりしてさ、でもね、その子が
一週間経ってもいっこうに転校しない訳よ」
「初めての、別れる準備ってやつね」
「なんで一週間前申告なんだろ」
「あれよ、残った人の為の延命処置みたいなもんね」
「でね、そのうちにみんなが突然その子の噂をしだすのよ。
本当は気を引きたかっただけらしいよ、とかさ、土壇場で親が離婚したらしいとかさ、
父親がリストラされたらしいとかね」
「思い残す事なくなったら、真っ赤な他人なのね」
「それとも、週刊誌読み終わった主婦の感覚?」
「でね、二週間くらい経ったある日、突然にその子が姿を消してね、
どんなに先生に聞いても、話しをはぐらかすのよ」
「その話しが一体何なのよ、も~酔っちゃうってば」
「それと似てるって思ったの!」
「どれと?」
「そんな事があるとさ、今度、誰かが転校するって聞いた時、上手に心の準備を
するようになるじゃない? だから転校する日ギリまで優しく出来なくなって、
別れを嘆いた後は無視するようになるの」
「だからそれ、今重要なネタ?」
「それってさ、恋人よね」
「そう! いつでも予防線張って付き合ってる恋人と同じなの」
「いつでも一人になる心構えの上での交際かぁ」
「心を開かなきゃ開かないで、一緒に居るのに自立して可愛くない!って男は言うけどね」
「心を開いた瞬間に、二人の秘密とお金を持って、新たな新天地……てなパターンだわ」
「この人ね、貯めてた老後の資金、ごっそりよ」
「だから無理~ってなるのよね」
「言われたくない、知られたくない個人情報を私の知らない誰かと枕話しで……」
「あなたのお金で、誰かと新たな出発ですって?」
「遠隔操作で殺したいわ」
「しかしコリコリするだけで、何の味も無い魚ね、なんでこんな高いのよ」
「歯ごたえだけで味が無い。 ポン酢が無ければ意味が無い……」
「やっぱり私は、フグだわ」
「だから、フグに迷惑です!」
「ポン酢探せばいいんでしょ?」
「そう簡単に見つかってたら、ここでこんな事言ってないわよ」
「しかし、鬼畜な男が増えたわね。 何の温情も無い」
「そういうふうに私達が、育てちゃってるのかもね」
「食い逃げは犯罪です! ってプレート首から下げときなさいよ」
「鬼畜男を 『キッチー』 それにチャレンジする女を 『キッチャー』 てどう?」
「それ、絶対流行らないよ」
「だけどさ、人ってさ、相手を好きになると、どうして相手の事、知りたくなるの?」
「どんな人間か、知りたいからじゃない?」
「知らなければ幸福な事のほうが、多いのにね」
「そうね、携帯なんか、間違っても見ないもん」
「見てロクな事無い事、嫌だって程、知ってるもんね」
「……エロガッパ」
「あ~サラダだって、新鮮な方がいいもんね」
「霧吹きしながら食べないもんね」
「霧吹きみたいなドレッシングあったら、私、絶対買うわ!」
「知らないのかしら。 この年齢は、お値打ち価格なのに!」
「言葉を変えれば、見切り品よ」
「……も~やだ、ひれ酒呑んじゃう」
「え~あれって、昔の男の足の臭いするからイヤだ~」
「……随分と高級な男じゃない。 私の男の足なんか……そら豆臭よ!」
ある意味、縦社会より横社会の中で無礼講という意味を知っている、
言った事は忘れ去り、言われた事は生涯忘れない 天海 彩と、その仲間たち。。。
別れなきゃの人に 別れる期限を決めた娘がいてね
それを聞いた 男子がね なんで 期限決めるのか?
とか 期限決めないと別れられない女子とか
そんなので つい先日盛り上がりました
いや〜 聞いてるだけで たいへん
by ねこじたん (2014-05-27 23:55)
言った事は忘れ去り
言われた事は生涯忘れない。。
つまり
みなさんは
政治家を目指してるんですね? (= ̄ω ̄=)ノ〇
by kenji0y (2014-05-29 00:30)